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2012/09/01

美濃焼きの種類〈骨董の見方〉

茶道文化・骨董の極み

美濃焼の歴史は古く、平安時代の須恵器にまでさかのぼります。
安土桃山時代、織田信長のもと茶道文化が広がるとともに、美濃焼きも一気に開花。志野や織部といった、名品を生み出しました。
現在では、日本一の生産量を誇ります。

原産主に岐阜県土岐市

志野(しの)

白釉による焼物で、重要無形文化財に指定されています。安土桃山時代に茶人志野宗信が、美濃の陶工に作らせたのが始まりとされ、キメの細かい貫入や、無数の小さなあな、赤みのある景色が特徴です。

《志野の種類》
  • 無地志野
  • 鼠志野
  • 赤志野
  • 紅志野
  • 絵志野
  • 練り上げ志野
  • 志野織部

織部(おりべ)

千利休の弟子、古田織部のもと創られたやきもので、奇抜で斬新なデザインのものが多くみられます。
釉薬の色になどにより、黒織部、青織部、赤織部、志野織部などに分けられます。

《織部の種類》
  • 黒織部
  • 青織部
  • 赤織部
  • 志野織部



黄瀬戸(きぜと)

美濃焼き代表するやきもの。光沢のある淡い黄色と、緑の釉溜りが特徴です。主に食器が多く造られました。

瀬戸黒(せとぐろ)

引き出し黒という技法による、独特の黒が特徴です。志野とともに、重要無形文化財に指定されています。

 
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